2003年4月14日

A-RFのダイレクトステーアルミバージョンである。
何も言わずにまずは計量から
ステー単体の重さは約1キロとスチールの半分ほどで合格ライン。
では作りの方はと言うとまず間違い無くスチールと同じ人が作ってる。これは
バリ、傷、曲げのシワまでアルミで忠実に再現してあり
ここまでくるとある種の安心感
「やぁママ、今日もお店がらがらだね」
そんな満たされた空虚感さえ漂う。
さて最大の問題はママの年令ではなくレールの強度。
さっそく細部を見て行くとスライド用に開けられた長い横穴の上部に歪みを発見。
確かに一番細く強度の出ない部分ではあるがここが弱いと
フロントウィンドウにヘッドバットを決める事になりかねないので見逃せない。
どうしたものかと思いつつ指でなぞっていると
なんと歪みは治ってしまった。
うーん、ラッキー&ミラクル?
素直に身の危険を感じた
できる限りの事はやろうとアルミ版で当て板を作り車輌に取り付けてみる。
ヘッドレストを持ち捻ってみるとやはり後側の横穴部分にかなり無理がかかるようで
スチールに比べると若干のガタを感じる。
とは言え走行に直ちに支障があるかと言われればそれほどではない。
問題はどれだけストレスに耐えられるか、耐久性にある。
レーシーって命がけだ。



〜巻末付録〜
重さ
 SPG+ダイレクトステースチール 8キロ
 SPG+ダイレクトステーアルミ版 7キロ


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