ウィルウッドPバルブ





2000年10月27日


『キノクニ』より購入したウィルウッドのブレーキバランサーです。
これはフロントの効きに対してリアの効きをPバルブにより調節するもの。
NA6CEはフロントに比べてリアが、
かなり押さえられているようなので、
もう少しリアを効かせようという狙いです。
パーツはウィルウッドのバルブ、
キノクニオリジナルのスチールのライン×2本、
アールズのフィッティング、以上です。
スチールのラインは150cmで、
この長さではシガライターの下辺りが限度です。
長さはもちろんオーダー可能だと思います。
私はフォグのスイッチなどを付ける所に埋め込みました。
ここだとラインは長過ぎるぐらいです。
場所的にはシフトの横辺りも邪魔にはならないと思いますが、
ラインは2mは必要でしょうか。
4点のシートベルトを付けて手が届かないと困りますからねェ。
価格はバルブが14000円、ラインが2本で8000円、
フィッティングが2000円、合計24000円。
他のメーカーにくらべると断然安いですね。
取り付けはマスターシリンダーの方が、
マスターシリンダーと純正のPバルブの間に割り込ませます。
配管はマスターシリンダーからバルブのinへ、
バルブoutから純正Pバルブへ。
面倒なのはスチールのラインを車内へ引き込むことぐらいでしょうか。
私は配線の穴を利用しました。
マスターシリンダーの配管も思ったほどフルードは漏れませんでした。
ただバルブへの配管が90度のL字になっているのですが、
そこがちょっとにじみやすいようです。
さて気になる効果ですが、
バルブを一番ゆるめてリアの効きを強くすると
ブレーキが全く効かない感じです。フロントが全く沈みません。
リアの効きを次第に弱めていくと
(バルブはかなり閉め込まないと変化が感じられませんが)
ノーズダイブする感覚がもどってきます。
しかし街乗りではほとんど感じられない程度の変化です。
では峠にもっていくとどうかと言うと...
リアの効きを強めていくと、
上りではある一定のバランスを超えると進入でリアが出やすくなり、
コントロールがかなりシビアになります。
うまく使えば進入で向きを変えやすいのですが、
まぁドリフト状態になりやすいですねェ。
下りだとリアが少しでも強いと制動距離はのびがちです。
ただリアのロックはすぐに止まるので、
それほどシビアだとは感じないですかね。
ただ思っていたほど、
四輪が沈み込む様なフィーリングは得られませんでした。
もちろん、まだまだセッティング不足だと思いますが、
ブレーキのバランスをいじるだけで、
こうも車の挙動が変わるのかと驚いています。
はっきり言って今のところ、乗りにくい。
フロントのパッドも
プロジェクトμのHCチタン改にしたのですが良く分らん。
まぁ冷えてても、街乗りでも効くのは効きます。
正直ちょっとエア抜きが足りなかったか、感触があまり良くない..
もう少し走り込んで、またインプレします。





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