スタビセット
サーキットインプレ







2001年8月27日

ではオートポリスでのインプレッション。
フロントスタビと筋金くんの効果があらわれたのは、
やはり進入、ブレーキングからターンインにかけてだろう。
ブレーキングを早く終了させる事ができ、
クリップへ車の向きを変えるのもスムーズに感じられる。
ブレーキングで前荷重になった時の接地感や安定感は、
やはり筋金くんの恩恵ではないだろうか。
ブレーキングでフロントタイヤがぎゅっと潰れる感覚も大きい。
そしてステアリングを切り込んだ時、
遠心力に負けず、
イン側のタイヤを押さえ付け、
フロントタイヤが左右ほぼ同時に向きを変えるクイックな感覚は、
フロントスタビのおかげだと思っている。
こう書くと良いことづくめのようだが、
ステアリング操作には今まで以上に正確さが求められるようで、
一度、アクセルオフで少々オーバーアクション気味にステアリングを切ったら、
そっこう恐ろしいオーバーに襲われてしまった。
当たり前なのかもしれないが、
余計なステアリング操作はそのまま車の挙動につながり、
車は思いとは裏腹にただ暴れるばかり。
ステアリング本意、
自分本意ではなく、
車、タイヤの状態を第一に、
その瞬間にあった操作を行う事が大切なようだった。

次はリアだが、
意外に峠ほどリアの重要性は感じられなかった。
もっとも変化を感じられたのは、
第2ヘアピン。
ここは2速のコーナーでクリップ付近にうねりのある、
奥の見えないコーナーである。
今までだと、
クリップ付近でイン側のリアタイヤが空転し、
唐突なオーバーにみまわれたり、
それを気にして侵入すると、
アンダーを誘発してコースが足りなくなったりと、
踏みにくいコーナーだった。
ところが、
峠と全く同じでイン側のタイヤをスタビが押さえる事により、
リアに安定したトラクションを得る事ができ、
非常にスムーズに走る事ができた。
スライドした場合のコントロール性も上がっているのだろうが、
ビビルマンの私には3速でのコントロール性を、
冷静に把握できる余裕はなかった。




スタビフロント

スタビリア




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